結婚式の会場のタイプは、ホテル、専門式場、ゲストハウス、レストランの4つに分かれます。それぞれ特徴があり、結婚式の規模や雰囲気、招待客の顔ぶれなどによって、ふさわしい会場が異なってきます。この記事では4つの会場のタイプのうち、ホテルについてその特徴(メリット・デメリット)をご紹介します。
↓専門式場やゲストハウス、レストランについてはこちらの記事をチェック!
<ホテル>雰囲気やイメージ
格式が高く、高級感があるところが多いようです。立派なロビーがあり、エントランスではキリリとしたドアマン(ウーマン)が迎えてくれます。
このような雰囲気は仕事関係者や年配者には安心感を与えるでしょう。一方、若い人たちには敷居が高いと思わせてしまう恐れもありますが、非日常の空間を楽しむという高揚感を感じてもらえるのではないでしょうか。
建物自体も素敵だから、写真映えするスポットもたくさんあるわ。
<ホテル>施設・設備の充実度
ホテルの最大の特徴であり、メリットといえるのが、宿泊施設があることでしょう。遠方からの招待客がいる場合は、宿泊してもらうことができます。また、新郎新婦も結婚式の前後に宿泊することができ、ゆったりと優雅な気分で過ごす事ができます。
新郎新婦や招待客は宿泊料金の割り引きをしてくれるホテルが多いにゃ。
レストランやカフェ、バーなどの飲食施設のほか、スパやエステサロン、美容室などの美容健康に関する施設もあります。充実した飲食施設は、招待客が結婚式の前後に時間を潰すのに適していますし、二次会の場所とすることも可能です。また、エステサロンでは花嫁がブライダルエステも受けられます。
さらに、バリアフリーなどへの取り組みも積極的に行っているところが多く、体の不自由な招待客がいる場合は心強いでしょう。
トイレや駐車場などは数が十分にあり、招待客がストレスを感じることなく利用できるはずです。
<ホテル>サービスの質
数多くのスタッフが常駐でおり、教育も行き届いています。丁寧なサービスが受けられ、仕事関係者や年配者が多い結婚式でも安心といえるでしょう。
<ホテル>結婚式への取り組み
多くのホテルで積極的に取り組んでいます。選任のウエディングプランナーもおり、丁寧に対応してくれます。結婚式に関するノウハウも蓄積されていて、安心して任せることができます。
<ホテル>結婚式関連の施設・設備
挙式場
多くのホテルでチャペルや神殿を用意し、キリスト教式、神前式、人前式の3スタイルに対応しています。大きなホテルでは複数のチャペルや神殿を用意し、好みで選ぶこともできます。
↓挙式スタイルについてはこちらの記事をチェック!
宴会場
小宴会場から大宴会場までバラエティ豊かに揃えているところが多く、さまざまな規模の結婚式に対応してくれます。
高層ホテルでは高層階に宴会場を設けているところも多く、素晴らしい眺望を楽しみながら披露宴ができるところも。また、ホテルの宴会場には窓がないというイメージを持つ人も多いかもしれませんが、最近は窓がある開放的な宴会場を持つホテルも増えています。
さらに、ホテル内のレストランも結婚式に利用できます。
ホテルでのレストランウエディングは、ホテルの充実した施設や設備を利用しつつ、レストランウエディングの魅力を満喫できる、いいとこどりのスタイルといえるわ。
衣裳室
ホテルには提携している衣裳ショップの支店があるところも多く、衣裳の手配や下見などが簡単にできます。
写真室
専用の写真室を設けるところが多く、いわゆる型物と呼ばれるきちんとした決め写真や親族が集合した記念写真などを撮影することができます。
美容・理容室
美容室や理容室もあります。新郎新婦が利用するほか、招待客が当日のヘアセットや着付けなどで利用することもできます。
控室・着替え室
基本的には両家で1室ずつの控室を用意することが可能です。また、招待客用の着替え室も用意されているところが多いようです。ただし、専用というわけではなく、時間帯によっては別の結婚式のお客さんと一緒に利用することになる場合もあります。
クローク
ホテルのクロークがあるほか、結婚式(宴会場)ごとにクロークが設けられ、招待客はコートや大きな荷物などを預けることができます。
<ホテル>婚礼料理
ホテルではフランス料理や日本料理、さらには中国料理など、婚礼用にいくつかのコース料理を用意しています。また、大きな特徴の一つとして、折衷料理もあげられます。和洋折衷や和洋中折衷などがあり、一つのコースの中で日本料理とフランス料理、さらに中国料理を組み合わせ、バランス良く提供してくれます。
宴会場の近くに厨房があるところが多く、披露宴の進行にあわせて、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいままに提供してくれるのも魅力でしょう。
<ホテル>費用
ホテルというと費用が高いというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、そうとも言えません。というのも、超高級といわれるランクのホテルから中級のホテルまで、さまざまなホテルがあるからです。そのため、費用もまちまち。例えば、60名で500万円以上するところもあれば、300万円ほどでできるところもあります。
なお、「ゼクシィ結婚トレンド調査2019・首都圏版」によれば、ホテルで披露宴を行った人の費用総額平均は388万1000円。ちなみに、専門式場は409万2000円、ゲストハウスは414万9000円となっています。
<ホテル>結婚式を挙げる上でのデメリット
ホテルにはさまざまな人が訪れます。結婚式のときにも、ホテルにはその他の利用客がたくさんいるので、プライベート感は少ないといえるでしょう。また、大きなホテルでは結婚式シーズンでは、1日に何組もの結婚式が行われることがあり、美容室やホワイエ(宴会場の前室スペース)などで他の花嫁さんと鉢合わせする可能性も……。
また、ホテルはオペレーションを重視する傾向にあり、イレギュラーな進行を認めてくれないこともあります。さらに、オリジナルの演出にも消極的な面が……。
杓子定規なところがなきにしもあらずなのよね。
ちょっと堅苦しいと感じる人もいるかもしれないにゃ。
<ホテル>こんなふたりにお勧めです
- すべてを1カ所で済ませたい
- 招待客に仕事関係者や年配者が多い
- 遠方から来る招待客が多い
- 体の不自由な招待客がいる
- 招待客にストレスを感じさせずに、しっかりおもてなししたい
安心感・安定感のあるホテルは結婚式の会場としては人気が高いようね。
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