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結婚式に招待する人の交通費・宿泊費、負担するしない、どうするのが正解?

結婚式 招待客 交通費と宿泊費の負担 
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結婚式に招待するゲストへの対応で頭を悩ませるのが、交通費や宿泊費は誰に、いくら、どうやって負担すればいいのかということ。全て負担していては予算が足りないこともあるでしょうし、全く負担しないのはマナー違反では?と不安になる人もいるはず。この記事では招待客への交通費と宿泊費の負担について、丁寧に説明します。

交通費と宿泊費は絶対に負担しなくてはならないの?

交通費と宿泊費は全ての招待客の分を負担しなくてはならないということではありません。基本的には遠方から来る招待客には負担するのが望ましいとされています。

ただし、これはあくまでもマナーとして推奨されているというだけで、絶対にというわけではありません。負担するのがマナーと考える人もいるし、負担しなくてもいいと考える人もいます。

自分は「負担しなくても構わない」派だとしても、相手は「負担するのがマナー」派のケースもあります。その場合は、相手からマナー知らずと思われる可能性が高くなるということは頭の片隅に留めておきましょう。

交通費と宿泊費を負担しなくてはならないのはどんな招待客?

基本的には遠方から来る招待客です。

結婚式 招待客 遠方 交通費・宿泊費負担

交通費に関しては、結婚式を行う会場との距離で判断します。厳密にルールがあるわけではありませんが、基本的には新幹線を利用しなければならない場所から来る招待客の交通費は負担するのがマナーと言われています。

nora
nora

東京―新横浜とか、東京―大宮とか、京都―新大阪とか、これも新幹線の距離になるのかにゃ?

madam
madam

う〜ん、それはちょっとね。例えば、大宮から東京まで来るのに、よほどの理由がなければ新幹線は利用しないんじゃないかしら。目安は新幹線の往復料金が5000〜1万円で、それ以上掛かってしまうのであれば負担する感じかな。

nora
nora

金額の目安の幅が広くない?

madam
madam
それぞれの事情に合わせて、臨機応変に対応するということね。たとえば、その招待客がまだ経済的に自立していない学生で、どうしても出席して欲しい大切な人だとしたら、交通費が5000円でも負担すると思うのよ。

なお、新幹線で……というのはあくまでも距離のたとえです。新幹線以外の電車や自家用車などを利用する場合も、もちろんあてはまります。

宿泊費については、宿泊しないのであれば負担する必要がありません。遠方からの出席で、どう考えても1泊するのが自然だと思われる場合は、負担するのがいいでしょう。

親族間のルールを確認しよう

ちなみに、冠婚葬祭で頻繁にお付き合いが発生する親族間では、交通費や宿泊費の負担についてなんらかのルールがある可能性があります。例えば、「お互い様なので交通費や宿泊費はそれぞれが負担する」など。親戚の交通費や宿泊費の負担については、まず親に相談しましょう。

同じ立場の人は同じ対応に

交通費や宿泊費の負担は一定の基準を決め、それにそって渡すようにします。たとえば、同じエリアから来る友人同士で、仲良しの友人Aの交通費は負担するけれど、最近疎遠になっている友人Bの交通費は負担しないなどということは、できるだけ避けます。

両家で対応が異なっても構わない

交通費と宿泊費の負担について、両家で対応が異なってしまってもとくに問題はありません。ただし、ふたりに共通の知り合いがいて、対応の違いが招待客に分かってしまうような場合は、対応を揃えたり、何らかの説明をするなどした方がいいでしょう。

交通費と宿泊費はどの程度負担する?

交通費と宿泊費は可能であれば全額負担するのが望ましいといわれます。

とはいえ、遠方から来るゲストが多かったり、少ない予算で結婚式を計画している場合などは、全額負担するのが難しいこともあるのではないでしょうか。

その場合は一部を負担するというのでも構いません。あるいは全額負担しないという考え方もあるかもしれません。

貸し切りバスなどを手配するという方法も

例えば、特定のエリアに招待客が数多くいるという場合、その場所から結婚式の会場まで貸し切りバスなどを手配して、まとめて来てもらうという方法も考えられます。場合によっては、この方法を取った方が安くつく場合もあります。

nora
nora

バスの中で新郎新婦からのビデオメッセージなど流せば、結婚式の気分が盛り上がるかもにゃ。

交通費や宿泊費の負担についていつ伝える?

結婚式 遠方の招待客 交通費と宿泊費の負担 伝え方

交通費や宿泊費の負担については、結婚式に招待する際にしっかり伝えるのが鉄則です。たとえ遠方の結婚式だとしても、何があっても駆けつけるという人も多いとは思いますが、やはり交通費や宿泊費の負担があるかどうかは気になるところでしょう。招待客の方から、「交通費や宿泊費は負担してもらえますか?」とは聞きにくいので、招待する方からきちんと伝えるのが大人の心遣いといえます。

とくに、交通費や宿泊費の負担が一部、あるいはまったく負担しない場合は、招待する際にしっかり「大変申し訳ないのですが、交通費と宿泊費は一部しか負担できません」などと伝えることです。伝えた上で、出席するかどうかの判断は相手に任せましょう。

madam
madam

「大変申し訳ないのですが、交通費と宿泊費は負担できません。それでも問題なければ、ぜひご出席いただきたいです。難しいようでしたら、お気遣いなく欠席いただいて構いません」と、ここまで付け加えることができれば親切だけれど、ちょっとあけすけ過ぎるかもね。

nora
nora

交通費や宿泊費の負担がないから欠席したと思われるのはイヤだという人もいるかもしれないから、言い方は難しいにゃ。

交通費や宿泊費はいつ、どうやって渡す?

交通費や宿泊費の負担方法については、新郎新婦側でチケットや宿を手配する方法と、お車代としてお金を渡す方法の2種類があります。どちらの方法にするかは、新郎新婦側でやりやすい方法を選んでもいいし、招待客側にどうしたらいいのか聞いてもいいでしょう。

全額負担する場合でお車代として渡す際は、実費をきっちり計算して渡すわけではありません。キリのいい数字で渡すのがマナーです。例えば、新幹線の料金が28000円だとしたら、3万円をお車代として渡すといいでしょう。

nora
nora

2万2000円だったらどうするにゃ?

madam
madam

うーん、その場合は2万円でいいかも? 四捨五入くらいのイメージかな。あまり多過ぎてももらった方が恐縮してしまうだろうと思うわ。

また、交通費と宿泊費の両方が発生する場合で、一部負担するというケースでは、交通費のみ負担、宿泊費のみ負担という方法を取ってもいいでしょう。

madam
madam

「交通費の負担は難しいのですが、宿はこちらで用意させていただきます」という感じかしらね。

なお、お車代として渡す場合、事前に渡すのか、結婚式当日あるいは後日に渡すのか、渡すタイミングについても悩むところでしょう。相手に負担を掛けさせないという意味では、事前に渡すのが望ましいのですが、難しい場合は結婚式当日でも。いつ渡すのかもできれば事前に伝えておくのが親切です。

お車代はご祝儀袋に入れる

お車代は赤白の結び切りあるいは淡路結びの水引がかかったご祝儀袋に入れて渡します。ご祝儀袋は入れる金額に合わせて、ふさわしいものを選びましょう。金額が少ない場合は、あまり大げさなご祝儀袋は避けて、シンプルなものを選びます。

御車代 ご祝儀袋

事前お渡しは郵送でもOK。当日お渡しなら親に依頼

お車代を事前に渡す場合、手渡しできないのであれば郵送でも構いません。その際は、ご祝儀袋に入れて現金書留で送ります。

結婚式当日に渡す場合は、親などに頼んで渡してもらうといいでしょう。その際は、本人に会ったときに「今日は遠くから来てくれてありがとう」と、ねぎらいの言葉をお忘れなく。

 

madam
madam

交通費や宿泊費などお金がからむ問題は、親とも相談して慎重に対応するのがお勧めよ。

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