婚約指輪や結婚指輪はまさに一生もの。年を重ねても大切に身に着けたいものです。ずっと長くきれいに保つためには、日常生活で気を付けたいことがあるほか、ちょっとしたお手入れをすることも大切になります。ここでは婚約指輪や結婚指輪を長持ちさせるための身に着け方やお手入れ方法をご紹介します。
婚約指輪・結婚指輪を外した方がいいとき
婚約指輪はいざしらず、結婚指輪はずっとつけっぱなしにするつもりという人は少なくないと思います。ですが、つけっぱなしにしていると、変形したり、傷が付くことも……。指輪をできるだけ美しい状態で長持ちさせるためには、適宜外すことをお勧めします。
重いものを持つとき
婚約指輪や結婚指輪に使用される素材は、プラチナやゴールドが一般的。プラチナやゴールドはジュエリー素材としてさまざまな優れた性質を持っていますが、硬度はあまり高くありません。そのため、変形しやすいのです。
ですから、重いものを長時間持つなどして指輪をしている手に力が加わると、変形する可能性があるので、重いものを持つなど力仕事をする時は、指輪は外した方が無難です。とくに、プラチナやゴールドは純度が高ければ高いほど変形しやすくなるので、pt950は注意が必要です。
重いビジネスバッグを指輪をはめている手でずっと持っていると変形しやすくなるので、男性は特に気を付けてね。
スポーツをするとき
ゴルフやテニス、野球など用具をぎゅっと握るスポーツは、手に力がかかりやすく、指輪が変形しやすいので注意。また、筋トレなどで器具を握るときも、注意が必要です。また、指輪が擦れたりすると、傷が付く原因に。ですから、スポーツを行うときは、事前に指輪を外すのがお勧めです。
温泉に入るとき
プラチナやゴールドを婚約指輪や結婚指輪に加工する際には、銀や銅、パラジウムなどの金属を混ぜるのが一般的です。そのため、そうした金属が温泉の硫黄成分に反応し、変色してしまう可能性があります。
特に心配なのは硫黄成分の影響を受けやすい銀や銅が多く含まれているゴールドの指輪。プラチナはそれほど心配しなくても大丈夫ですが、温泉に入るときは指輪は外したほうがいいでしょう。なお、温泉成分が含まれている入浴剤にも同じことが言えます。
お風呂に入ってせっけんやシャンプーを使うと、指輪が抜けやすくなります。知らないうちにするりと指から抜けてしまうということも考えられますので、入浴時には指輪は外すのが無難といえそうです。
家事をするとき
プラチナやゴールドは柔らかいので、変形はもちろん表面にも細かな傷が付きやすいのです。例えば掃除をするときには、研磨材などで指輪の表面をこすってしまい、傷を付ける可能性が……。また、洗い物の時は洗剤のせいで指輪が抜けてしまうことも。ですから、やはり指輪は外すのがお勧め。料理の際は衛生面を考えるとやはり外しておいた方が安心です。
掃除や洗い物の時は家事用の手袋をすればいいかもしれないにゃあ。
↓指輪で使用される金属についてはこちらの記事をチェック!
外した指輪を紛失しないようにするためには
指輪を頻繁に着けたり、外したりすると、紛失が心配になってきます。紛失しないためには、指輪を外したら、保管する場所を決めておくのがイチバン!
外出先で外す可能性がある場合は、リングケースや指輪用のポーチなどを用意します。あまり小さいと紛れがちなので、ある程度の大きさがあるものがお勧めです。
家で外す場合は、外す場所と置く場所を一カ所に決めるといいでしょう。外すときは面倒くさくても必ず決めた場所に行き、決めた場所に置きます。そうすれば、紛失する可能性はかなり減らせるはずです。
婚約指輪・結婚指輪のお手入れ方法
指輪は身に着けると汗やハンドクリーム、ほこりなどで汚れます。ですから、身に着けた後は柔らかな布でから拭きしましょう。結婚指輪をずっと着けっぱなしにしている人は、入浴後などお手入れする時間を決めるのがお勧めです。
基本的には布のから拭きで問題ありませんが、汚れが目立ってきたら、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけて、柔らかなブラシなどでこするといいでしょう。彫りなどの装飾がある指輪は汚れがたまりやすいので、定期的に洗うのがお勧めです。
なお、ダイヤモンドも中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけて構いません。ダイヤモンドが飾られている裏側には光を取り込む空間があいています。ここにも汚れがたまりやすいので、ブラシなどで磨くのがお勧めです。洗った後は真水でよくすすぎ、乾いた布で水分をふき取ってから乾燥させます。
また、購入したショップでは、超音波洗浄器などでのクリーニングもしてくれます。クリーニングを頼むと、一緒に指輪の状態もチェックしてくれますので、時々はショップでのクリーニングをお願いしてみるといいでしょう。
婚約指輪・結婚指輪に傷が付いたら?
どんなに大切にしていても、指輪を日常的に身に着けていると、表面に細かな傷が付いてしまいます。細かな傷が付くと布などで磨いても輝きが鈍くなってしまうことも。そんなときは、購入したショップで磨き直し(リフレッシュ仕上げ)をしてもらうのも一つの方法です。
これは金属の表面を薄く削り、細かな傷を除去するもの。磨き直しをしてもらうと、新品のような輝きが戻ってきます。ただし、表面を削るので、何度も磨き直しをすると指輪の厚みは薄くなってしまいます。どのタイミングで磨き直しを行うかは、ショップのスタッフとも翌相談して行うのがお勧めです。
なお、素材や加工によっては磨き直しができないものもあります。
↓ジュエリーショップのアフターサービスについてはこちらの記事をチェック!
大切な指輪だから、ずっときれいなままで身に着けたいにゃあ。こまめなお手入れで長持ちさせてにゃ。
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