結婚式の費用についてよく言われることの一つに、「最初の見積もりは絶対にオーバーする」があります。なぜ見積もりオーバーは起こるのか、見積もりオーバーを防ぐためにどうしたらいいのかをご紹介します。
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下見時に提示される見積もりとは
新郎新婦が最初に見積もりを目にするのは、おそらく結婚式の会場の下見に行ったときでしょう。各会場では60名200万円などの見積もり例を作っていて、まずはそれがベースになります。
下見の際には、招待客数や挙式の希望、日取りなどに合わせて、プランナーが各カップルに合わせた見積もりを出してくれます。だいたいのカップルはそれを見て検討し、申し込みに至るというわけです。
ここで注意したいのは、最初に提示される見積もりは、必要最低限の項目を最低限のランクで見積もったものである可能性が高いということです。ここに見積もりがオーバーする理由が隠れています。
見積もりオーバーが起こる理由
見積もりオーバーが起こる理由は大きく分けて2つあります。1つは最初の見積もりでは必要最低限のものしか含まれていないということ。そして、もう1つは各項目が平均〜最低ランクで見積もられているということです。
最初の見積もりでは必要最低限のものしか含まれていない
最初の見積もりに含まれているのは、だいたい以下のような項目です。
- 挙式料
- 会場費(控室料・席料)
- 料理・飲物
- ウエディングケーキ
- 新婦衣裳
- 新郎衣裳
- 美容着付け料・介添え料
- 装花
- 写真
- ペーパーアイテム(招待状・席札)
- 音響照明
- 引出物
- サービス料
一見これで十分なように思えますが、このほかにも司会やビデオ、演出、ブーケなどが必要になってきます。とくに大きいのが演出で、フラワーシャワーやキャンドルサービスなど、人気の演出を一つ入れるだけでも金額はかなり変わってきます。
最初の見積もりでは平均〜最低ランクで見積もられる
会場側としては契約をして欲しいので、最初の見積額は抑え目に出す傾向があります。ですから、料理や装花、引出物、衣裳などいくつかのランクに分かれていたり、料金に幅があるものは、平均あるいは最低ランクで見積もることが多いのです。そこで、準備中に実際にものを見て、「高ランクのものを」と希望すると、見積金額がアップしてしまうというわけ。
最も注意すべきは衣裳です。衣裳は最初の見積もりでは新郎新婦それぞれ1着ずつで見積もられていることが多いようです。お色直しをするとなると、金額は単純に考えても倍になりますので、これも見積額のアップにつながります。
また、挙式に関しても、リーズナブルな人前式で見積もられていることもまま見られるので、注意が必要です。
見積もりオーバーを防ぐ3つのポイント
では、見積もりのオーバーを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
まずはしっかりと見積もりをチェックすることです。そして、含まれているもの、含まれていないものを確認します。また、各項目については単価もチェックし、それがどのランクのものなのかも確認しましょう。
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そのうえで行いたいのは以下のことです。
確定した招待客数を伝える
人数が異なると見積額は大きく上下しますので、まずは招待客数を確定させることです。確定した招待客数で見積もってもらえば、見積額がアップするのを防げるはずです。
契約後に大きく人数が変わると、予定していた宴会場を使用できなくなる可能性もあるから、早めに招待客数を確定させるのは大切なことよ。
希望の結婚式のイメージをしっかり伝える
必要な項目をしっかり見積もりに盛り込んでもらうために、どんな結婚式にしたいかを伝えます。行いたい演出があれば、具体的に言って見積もりに加えてもらいます。
また、予算額を伝えておき、できるだけそれに添った見積もりを出してもらうというのも一つの方法です。
こだわりたい項目を伝える
衣裳や料理、装花など、こだわりたい項目があれば、それを伝えましょう。どのようにこだわりたいのか具体的に伝えると、どの程度の金額が必要かをプランナーが判断し、見積もってくれるはずです。
変更があったら、そのつど見積もりを出してもらおう
最初の見積もりのときに気を付けて見積もってもらったとしても、準備をしているうちにどうしても変更することは出てきます。内容を変更した場合は、そのつど見積もりを出してもらい、確認しましょう。
そうすれば、最終の見積もりを見てびっくり!などということはなくなるはずです。
見積もりをこまめに出してくれない会場もあるので、その場合は自分たちでしっかり管理するといいわ。
準備するうちに夢が広がって、ランクアップしたり、アイテムを増やしたりしがちだけれど、予算との兼ね合いで考えた方がいいにゃあ。
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