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【婚約指輪】本当に必要なの? 意味や由来は?

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結婚指輪は購入するものの、婚約指輪は本当に必要なのかな?と悩む人は意外に多いようです。この記事では婚約指輪の由来や意味を掘り起こし、婚約指輪の必要性について考えてみました。

婚約指輪を贈る慣習はいつごろから始まったの?

婚約の際に男性から女性へ指輪を渡す慣習は、古代ローマ時代にはすでにあったと言われています。指輪は契約の印となり、指輪を受け取った女性は未来の夫に対し、純潔を守る義務が生じたとか。このときの指輪はまだ鉄製で、その後金製となり、ダイヤモンドを飾った指輪を贈るようになったのは15世紀といわれています。

日本で婚約指輪が贈られるようになったのはいつ頃?

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指輪は西洋式のジュエリーであり、日本に伝えられたのは江戸時代末期といわれています。明治になると次第に普及し始め、日露戦争(明治37〜38年)前後には多くの女性たちが身に着けるようになりました。

この頃から結婚指輪の習慣が紹介され初め、大正時代には定着したといわれます。ですが、婚約時に男性から女性へと贈る婚約指輪はまだ一般的ではありませんでした。

婚約指輪が一気に普及したのは、第二次世界大戦終了後のこと。世界的に有名なダイヤモンド企業であるデ・ビアスが、ダイヤモンドの需要拡大を狙い、日本でダイヤモンドを飾った婚約指輪のキャンペーンを行ったのです。

これにより、日本でも婚約時にはダイヤモンド付きの婚約指輪を贈る習慣が定着しました。また、「婚約指輪は給料の3カ月分」という費用の目安も、このときに広まりました。

↓デ・ビアスのキャンペーンついてはこちらの記事をチェック!

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現在の日本ではどれくらいの人が贈っているの?

婚約記念品を贈っている人は70.5%いて、そのうち婚約指輪を贈った人は89.8%となっています(「ゼクシィ結婚トレンド調査2019・全国(推計値)」より)。この結果から、婚約指輪を贈っている人はだいたい6割と推察することができます。

婚約指輪を贈る意味って?

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婚約指輪を贈ることで、婚約が単なる口約束だけではなく、目に見える形になったということができるでしょう。男性にとっても、女性にとっても、結婚へ向けての意識が高まり、ふたりで新しい人生を歩んで行くという覚悟が生まれるのではないでしょうか。

 

madam
madam

「けじめとして婚約指輪を贈った」という男性も多いのよ。

婚約指輪は必要ないという人の意見は?

一方で、婚約指輪は必要ないと考える人は、どんな考えを持っているのでしょうか。平均価格が35万5000円(「ゼクシィ結婚トレンド調査2019・全国(推計値)」より)と高価で、普段は身に着けることができないというイメージから、もったいないと考える人が多いようです。そのため、その費用を新婚旅行や新居のための家具・家電などに使った方が有意義では?という人も。

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また、婚約指輪に意味を感じないという人もいるようです。なお、婚約指輪を購入しない人は、そのぶん結婚指輪を華やかなものにして、お金を掛けるという人も少なくないようです。

ふたりでよく話し合って決めよう!

婚約指輪を購入するかしないかは価値観によるものですから、どちらが正しいというものではありません。ふたりで納得しているのなら、購入してもしなくてもOK! ただし、ふたりの意見が異なる場合はしっかりと話し合うことが大切です。

ここでどちらかか納得しないまま先に進んでしまうと、結婚生活のトラブルのもとになる場合もあるので注意してくださいね。

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madam
madam

ふたりの意見が合わないときは、購入派のほうに合わせるとうまくいくんじゃないかなと個人的には思うわ。

nora
nora

何にせよふたりでよく話し合うことが大切だにゃ。

 

参考資料:『指輪の文化誌』浜本隆志(白水ブックス)、『日本装身具史』編・著=露木宏(美術出版社)、『ダイヤモンド婚約指輪の歴史』フォーエバーマーク

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